ヤクルトを戦力外となり、楽天に育成契約で入団した由規投手(本名佐藤由規、28)が28日、楽天生命パークで入団会見に臨んだ。

「どうしても野球をやりたい、そういう決断の中、地元の仙台の楽天イーグルスさんに声を掛けてもらった。来年12年目。心機一転で、初心に帰る気持ちで育成からコツコツとやっていきたい」と意気込みを口にした。

由規は、仙台市出身で仙台育英高を卒業後、07年高校生ドラフト1位でヤクルトに入団。過去には最速161キロをマークした剛腕。今年6月に右肩痛を再発し、現在は約40メートルのキャッチボールをこなすなど、リハビリに努めている。「早く治して、活躍することで楽天、ヤクルトへの恩返しとなると思っている」と話した。