日本ハムにドラフト1位指名された金足農・吉田輝星投手(17)が28日、秋田市内で同校野球部に贈られた「秋田県県民栄誉章顕彰式」に出席した。会場には抽選に当選した1050人が来場。吉田は選手を代表して記念品を受け取り「みなさんの応援が力になりました。自分も北海道から熱いニュースを届けられるように頑張ります」とあいさつした。

今秋の福井国体以来となる金足農のユニホーム姿で入場すると、黄色い声援が飛んだ。カナノウフィーバーの再来となった。秋田市内の中学生4人の質問にも「目立ちたい気持ちは絶対に必要。そこが一番の成長したところ」と“カナノウナイン”としての経験談をもとに助言。「KOSEI」などメンバー全員の名前をデザインした服を着た園児から花束をプレゼントされるなど、笑顔があふれる式典となった。

吉田はプロでの活躍に向け、筋力トレーニングを重ねて準備中。今夏から約4キロの増量に成功したが「まだ脂肪も多いので、脂肪を落とすことも大事」と苦笑いしつつ、「プロは全員との勝負の世界。もう1回、自分の力でこの章をもらえるくらい活躍したい」と誓った。