ソフトバンク後藤芳光球団オーナー代行兼社長(55)が28日、都内で行われたオーナー会議に出席し「日本シリーズのネット放映」に関して提言した。

IT企業、そして日本一球団ならではの意見だった。「日本シリーズはネットで自由に見られない。歴史があるのはわかるが、ライフスタイルは変化している」。今では地上波、BS・CS放送と並びネット配信も野球観戦のスタイルとして定着してきた。だが日本シリーズは民放の動画配信サイトなどが持ち回りで、独占状態だった。

後藤社長は「野球ファン、人口を増やすため。若年層の人などに見てもらえるように。ネット化している中で地上波を守るだけではいけない」。この日は慎重な意見もあったが「あえて石を投げて、今後議論になっていけば。きっといい方向に行くと思っています」と話した。