巨人菅野が大先輩の面影を追う。29日、都内で「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。3年連続3度目の受賞に「投げること以外も意識してやっているつもりなので、評価してもらえて本当にうれしい」と喜びをかみしめた。投手部門の連続受賞は72~78年巨人堀内、79~85年巨人西本の7年連続が最長。来季からエースナンバー「18」を背負う右腕は「偉大な先輩ばかりなので、追いつき追い越せで頑張ります」と目標にした。

安定した守備を裏付ける考え方がある。「投手が関わるプレーは致命傷になることも多い。安全が大事ですが、時にはリスク覚悟で先の塁をアウトにするプレーも必要だと思う」と無難なプレーを第一にしながらも、果敢に1アウトをとりにいく臨機応変さの重要性を説いた。「基礎練習をおろそかにしない。意識を高く持つことが大事」。日々の積み重ねを大事にし、大投手への道筋を歩む。