日本ハム斎藤佑樹投手が1日、都内で行われた東京都高野連の指導者対象講演で講演した。

恩師である早実・和泉監督らが出席する中、自らが作成した発表資料作成ソフトを用いて講演。高校3年間を振り返り、目標を持ち続けながら野球に取り組む大切さを説いた。

「僕の人生最大と言っても、過言ではない」と、分岐点になった高校2年夏の日大三戦をピックアップ。5回途中11安打8失点のコールド負けとなり「この辺から息が合うようになった」と、捕手と配球を見直すきっかけになったと明かした。出席していた対戦相手の小倉監督からは「2年の夏までは、打たなきゃいけない投手だと思っていました」と言われ、斎藤も「余裕こいていたので…」と苦笑い。それでも同監督から「(次戦では)初球から変化球になったり、プロの配球になった」と感心され、場内からも拍手が起こっていた。