日本ハム清宮が12日、自主トレ中の千葉・鎌ケ谷の2軍施設で今年の漢字に「学」を挙げた。高校通算111本塁打を引っさげて入団も、ルーキーイヤーは故障で出遅れるなど苦戦を強いられた。「プロ野球の流れや、1年を通して戦う難しさを学ぶことができた。人間関係もそうですし。たくさんのことを経験できた」と無駄な日は1日もなかった。

アスリートとして大きな影響を受けてきた父克幸さんが、今季限りでラグビートップリーグのヤマハ発動機監督を退任することが決まったばかり。「寂しい気持ちはあるけど、父のおかげでラグビーが好きになったし、プロ野球選手になれたので感謝しています」と話す。「1年前の僕と比べたら今は全然違うかなと思います」。父の教えを学び、たどり着いたプロの世界。進化の過程は、きっと来季以降の飛躍につながる。