中日の平田良介外野手(30)が5日、愛知県豊田市のフォレスタヒルズで自主トレを開始した。

初日のこの日はウオーキング、ジム、ティー打撃と軽めの調整。専属の鍋島トレーナーのメニューに沿って、22日までハードに追い込む。

「徐々にペースを上げて、4日目からハードになる。今年は股関節回りの動きを良くしたい」と、平田は計画を明かした。昨秋には同トレーナーと初めて米国で自主トレを敢行した。「ためた力をバッティング、走りなどに100%伝えられていない」という課題を発見。今回の自主トレの強化ポイントに挙げている。

今季の目標に打撃タイトル獲得を挙げる。昨年は、プロ入り最多のシーズン138試合に出場。打率3割2分9厘はリーグ3位に。OPS(出塁率+長打率)は8割6分6厘でベストテンに入らなかった。「昨年の数字はスタート地点」と、さらなるキャリアハイに挑む。「OPSは意識する。(10割超えなら)化け物中の化け物ですね」とニヤリ。昨季は広島丸、鈴木ら4人が10割を超えた。「昨年は打率が上がれば、出塁率も上がることも分かった」。この自主トレではパワーアップに取り組み、打率向上、本塁打増産で、モンスターの仲間入りを目指す。