楽天ドラフト6位の渡辺佳明内野手(21=明大)が5日、祖父で横浜高前監督の渡辺元智氏(74)の金言を胸に、仙台市内の泉犬鷲寮に入寮した。

年始に自宅で手渡されたという色紙には「目標がその日その日を支配する」から始まって、10項目のメッセージがつづられている。入寮前日にも電話で話し「ケガせず頑張ってこい」と送り出された。「その言葉を忠実に守って、頑張っていきたい」とシンプルな激励をかみしめた。

「ワクワクと不安が半々くらい。新しい生活が楽しみでもあるし、野球の技術でついていけるのか、という不安もあります」と素直に明かす。その上で「どこでも守れるのが強みだと思っている。ポジションによってはこだわっていかないといけないかもしれませんが、最初はどういう形でも、どういうポジションでもいいので1軍にいて、試合に出たい気持ちが強い。そこを目指して、頑張っていきたい」と決意をにじませた。