巨人から西武に移籍した内海が独り立ちし、新天地で勝負をかける。5日、自主トレのため奄美大島に出発。07年オフから11年間、保田貴史氏が専属トレーナーを務めたが、今季から単身でのプレーを決断した。「いい時も悪い時も支えてもらった。感謝の気持ちでいっぱいです。でも僕自身、年齢的にも1年1年が勝負。甘えをなくし勝負しないと」と話した。

トレーニングは“保田流”を継続。今オフは「1年間、先発ローテを守れる体づくり」をテーマに、ランニングや補強運動のメニューを構成した。保田氏に代わって、サポート役には巨人真田スコアラー、小野打撃投手のかつての自主トレメンバーが同行。前日4日には小野打撃投手が練習の予行演習を行い、動画やメモを取って流れを把握した。

今回は巨人の大江、今村も同行。10年にスタートした内海組では、史上最少の3人で臨む。当初は今村と2人の予定で、志願した大江を1度は断ったが「若い子が勇気を振り絞って言って来たんやから」と思い直した。現役を引退した山口鉄也氏も見送りに訪れ「グッサン(山口)の思いも胸に、しっかり頑張りたいです」と意気込んだ。【久保賢吾】