阪神ドラフト3位の木浪聖也内野手(24=ホンダ)が11日、紅白戦で白組の「8番二塁」で先発。プロ初本塁打を放った7日の紅白戦に続き、結果を残した。

先頭打者で迎えた5回、ホンダ時代の同僚だった斎藤の141キロ直球をはじき返し中前打。「速い球も知っている中で打ち返せたのは良かったんじゃないかなと思います」。次打者岡崎の3球目に試みた二盗は梅野に刺されたが、積極的な姿勢を示した。

4回からは遊撃の守備にもついた。5回無死一塁では、左翼に抜けそうな当たりに飛びつく好プレーでアウトにした。「今日は守備でいろいろなところに入って、課題も見えました」。言葉は控えめながら7日の紅白戦では三塁守備もそつなくこなしており、ユーティリティーぶりを発揮。プロ1年目のレギュラー奪取へ走攻守で存在感を出した。