オープン戦残り10試合も激しいサバイバルが続く。阪神矢野燿大監督(50)が1、2軍のメンバー入れ替えを明かした。「高山と板山を呼ぼうかなと思って」と、12日の中日戦から2軍調整していた高山、板山を1軍に合流させることを明言。入れ替わる形で陽川、森越、山崎、江越の2軍行きが決まった。

まだ開幕メンバーが確定したわけではない。矢野監督は「陽川は、こっちで焦っている感じが出てくるかなと思うから。それだったらファームでゆったり打席に立った方が、何かしら気持ちも状態も上がるんじゃないかなということで」と、説明。逆転での開幕1軍も可能として今後も競争を継続させる。

オープン戦は引き分け1試合を挟んで6連敗と苦戦が続く。チーム打率は1割8分3厘の窮状。指揮官がキャンプMVPに認定した北條ら期待の若手に元気がない。矢野監督は「(北條は)競争相手がいるなかで、木浪がショートもできるということなら、ショートで使っていくというのを、こっちも考えていく」とハッパを掛けた。