「4番は無理」打法さく裂! 楽天島内宏明外野手(29)が中日戦(静岡)に「4番左翼」で先発。1回1死一、三塁から右前に先制適時打を放ち、チームにリズムをもたらした。

中日先発又吉の8球目、142キロ直球をはじき返した島内は「追い込まれていましたけど食らいつけました。『4番は無理』打法です」とニヤリ。不動の3番を務める浅村の後ろで、しっかりと結果を残した。

当人は謙遜するが、昨季は自己最高となる打率2割9分2厘をマークした好打者。平石監督も「浅村の後がすごく大事になる。JB(ブラッシュ)の長打力もいいが、勝負強く確率の高い打者を置くのも、十分ありだと思っています」と明言した。「シーズンでは違う打順を打てるように、平石さんに言っておきます」と笑顔の島内。どんな打順でも、常に堅実な打撃でチームの勝利に貢献する。