ソフトバンク・ドラフト1位の甲斐野央投手(22=東洋大)がサヨナラ勝利を呼び込む好投で、初登板でうれしいプロ初勝利を挙げた。

4-4の同点の延長10回に1軍デビュー。昨季本塁打王の山川、森、外崎に対して3者連続三振を奪った。11回もマウンドに上がり、1死後に中村に内野安打を許したが、150キロ台のストレートを武器に木村と金子侑を連続三振に斬った。直後の攻撃でデスパイネのサヨナラ打で決着し、白星が舞い込んだ。お立ち台では「僕自身が勝ち投手になると思っていなかった。うれしい気持ちでいっぱいです。三振を取りに行くより、目の前の打者を全力で抑えに行く気持ちで投げました。オープン戦でもいい数字を残せず、それでも(1軍に)残してもらい、期待に応えようとマウンドに行った。ヤフオクドームでソフトバンクファンとこういう結果を残せて良かった」と笑顔で話した。