巨人ドラフト1位の高橋優貴投手(22)が先発し、3回3安打1失点とした。

4日阪神戦で6回1失点と好投し、球団史上59年ぶりの大卒新人初登板初先発初勝利をマーク。日程の都合で5日に登録を抹消され、中6日でのマウンドなった。

初回は2死からヤクルト川端に中前打を打たれるも、続く中山を中飛に打ち取った。2回2死二塁から松本友の中前適時打で1点を失ったが、3回は3人で抑え、44球でマウンドを降りた。

10メートル以上の強風が吹き荒れる中、テーマに挙げたセットポジション時の投球に工夫をかいま見せた。走者を一塁に置いた場面では右足を上げ下げさせるタイミングを変化させた。走者をけん制しながら、打者のタイミングもずらした。

「ランナーも気にしつつ、バッターもちょっと嫌な部分もあると思う。どっちを主にするかという部分もありますが、ランナーをフリーパスで二塁に進めてしまうとピンチになってしまうので、どんどん投げていく部分と時間をかけていく部分の区別をはっきりとさせたいです」と意図を口にした。

高田2軍監督から「セットになったら少しリズムが悪いかな」と助言を受け「そういうところも少し考えつつやっていければなと思います」と反省を糧にしていく。