中日根尾昂内野手(18)が16日のウエスタン・リーグ阪神戦(ナゴヤ)で負傷交代した。

「8番遊撃」で先発。7回の守備で盗塁の二塁カバーに入った際、グラブをはめた左手が一塁走者高山のスライディングと接触した。駆け寄ったトレーナーが即座にベンチに「×」マークを出した。

左手人さし指を深く切っており、名古屋市内の病院で8針を縫った。ナゴヤ球場に戻ってきた根尾は「そんなに痛みはありません。早く治したいです」と話した。小笠原道大2軍監督(45)は試合復帰の見通しについて「当分無理。中途半端になるといけないので、しっかり治してほしい」とした。当面はランニングも控える。

ドラフト1位で入団した根尾は1月に右ふくらはぎの軽い肉離れを起こし、2月のキャンプを2軍で過ごした。1軍出場はまだない。ウエスタン・リーグではこの日の2打数無安打を含めて、84打数12安打の打率1割4分3厘。1本塁打の成績を残している。