西武山川穂高内野手が、特大ホームランを放った。2回の第1打席、ロッテ先発岩下の146キロの直球を捉えると、グングン左方向へ伸びていく。打球はスタンド最上部にある照明下の外壁へ直撃。推定飛距離145メートル弾となり、どすこいポーズを決めた。

あまりに大きな打球の行方に、ロッテ井口資仁監督はリクエストをコール。それでも判定はくつがえらず、再び山川はスタンドに向かってどすこいポーズを披露し「よっしゃー、打ててよかったです。リクエストされている間はホームランになってくれ、と願ってました」と、喜びのコメントをした。

さらに3回には2打席連続アーチを描く。初球をたたき、今度は左翼スタンド中段へ10号2ランが着弾。今季初の1試合2発となり、両リーグ通じて初の2桁本塁打に到達した。「打った瞬間、いったと思いました」と淡々と振り返った。