左肘の張りで2軍調整中の西武内海哲也投手が2日、イースタン・リーグの巨人戦(ジャイアンツ)で移籍後初めて古巣と対戦した。
7回に2番手で登板。1死から死球を与え、吉川大に2ランを浴びるなど、1回を2安打2失点。最速は球場表示で138キロを計測した。4月25日の実戦登板を回避するなど回復途上で「全体的に攻めきれず、後手後手に回った。変化球も浮いて、課題の残る投球でした」と反省した。
古巣ファンからの大声援には胸を熱くした。マウンドに上がった瞬間「内海コール」と大きな拍手。球場を去る時には巨人時代の応援歌でエールを送られた。「グッときた。うれしくて、涙が出そうになる」と感激した。今の心情を「もどかしい気持ち。焦りしかないです」と話した左腕は「しっかり状態を上げて、1日でも早く1軍のメンバーに入りたい」と誓った。
◆詳細
若林=左飛
田中貴=死球
吉川大=左翼へ2ラン
立岡=見逃し三振
田中俊=左前打
山下航=遊飛