オリックスが令和初のサヨナラ勝ちでチームとしての令和1勝目を挙げた。先発の山本由伸投手(20)が8回1失点の好投も、打線が援護することができず、1-1の同点のまま延長戦に突入。

10回表で沢田が1死満塁のピンチを無失点にしのいだ直後の攻撃。2死から大城が四球で出塁。若月に代わって伏見が打席に入り、大城が4球目に二盗を決めチャンスを広げた。伏見が左前打を放ち、大城が生還。ロッテ井口監督がクロスプレーに対しリクエストを要求するも、判定は覆らずセーフとなり、オリックスが劇的勝利を収めた。

令和初のサヨナラ打を放った伏見はお立ち台で「やりましたーー!」と右拳を突き上げた。ヒット直前には自打球が左すねに直撃し、「あれで目が覚めました」と劇的打につなげた。「僕を選らんでくれた監督のためにも「打ちたい!」と。それだけです」と打席を振り返った。オリックスは今季これまで6度の延長戦で3敗3分けと勝利がなかったが、この日が延長戦7度目にして初勝利となった。