西武のキャプテン秋山翔吾外野手が2打席連発での通算100号本塁打を含む4安打3打点の大暴れで、チームに令和初勝利をもたらした。

7回2死、三塁打が出ればサイクル安打の場面で、日本ハム西村の内角低めカットボールを完璧に捉えた。右中間スタンド上段に飛び込むメモリアル弾に「こんなに打てると思っていなかったし、いいところで出たなと思います」と冷静に振り返った。

4月まで打率2割3分2厘と低迷し「この1カ月は期待に応えられない悔しさや、もどかしさが募っていた」という。“サイクル超え”の大活躍で今季初のお立ち台に上がり「声援も声援に聞こえないほど、背負ってしまった自分がいた。あらためてこの声援を受けて、幸せだなと思います」と笑顔を見せた。

1日から2戦3発と好調、辻監督も「(3号は)腕をたたんで天才的なバッティング。次(4号)も完璧すぎるほど完璧」と手放しで称賛した。頼れるバットマンが、新時代の幕開けとともに本来の調子を取り戻した。