ネット連動企画「みんなの総選挙」第4回は「令和の本塁打王は誰?」です。日刊スポーツのWebサイトで投票(4月27日から5月12日正午まで)を募りました。有効投票数659票の約30%となる190票を集め、1位に輝いたのは西武山川穂高内野手(27)でした。

   ◇   ◇   ◇

前日12日の日本ハム戦で日本人最速となる321試合で通算100号本塁打に到達。すでに15発を放ち、シーズン換算60発ペースと好調の山川に結果を伝えると「昭和」と「平成」のキングの名前を挙げ、謙虚にコメントしてくれました。

山川 僕の中でホームラン王は王貞治さんです。現役では(西武)中村さん。ずっと後ろ姿を追い続けていますから。去年は結果を残せましたけど、これを続けていかないと中村さんに追いつけない。何年も結果を残してようやくです。

歴代1位となる通算868本塁打の王氏と、平成最多6回の本塁打王に輝いた中村(※平成最多本塁打は476本の金本知憲)。時代を代表する2人の偉大なアーチストが、昨季パ・リーグで「平成最後の本塁打王」となった山川の大きな目標であり、指針となっているようです。驚異的ペースで本塁打を量産する西武の不動の4番に「圧倒的なパワーと練習量も豊富で失投を逃さない選球眼を備える」(静岡・30代男性)などと、ファンからも絶賛の声が多数上がりました。

2位以下は混戦となりましたが、19歳のヤクルト村上が3位にランクイン(74票)。すでに高卒2年目以内で最速の38試合で2ケタ本塁打に到達。「若くて堂々たる体格と面構え、大物の予感」(北海道・70代以上男性)と期待大です。ホームランは野球の華。現役屈指のキングか、10代期待の星か、まだ見ぬ大砲がこれから出現するのか? 新時代もアーチストたちの競演が楽しみです。【鈴木正章】