ロッテ安田尚憲内野手(20)が、同学年の日本ハム清宮の復帰戦で、決勝の6号2ランを含む2安打4打点と大活躍した。

同点の6回1死三塁、日本ハム村田のカットボールを完璧に捉え、センターバックスクリーン右に突き刺した。「ランナーをかえすことができてよかった。いい感じに自分のスイングができていると思います」。2点リードの8回1死二、三塁の場面では「長打より走者をかえすことを意識しました」と右前にはじき返す2点タイムリー。4番の役割をきっちりと果たし満足げな表情を見せた。

清宮とは試合前に軽く言葉を交わしたという。「バッティング練習も見ましたが、さすがだと思いました。すぐに上に行くと思うので、僕も上がれるように頑張りたい」と刺激を受けた。さらに今季は同学年のヤクルト村上が大ブレーク。昨季の台湾ウインターリーグでともにプレーするなど、仲もいいだけに「負けてられないという気持ちです。いつ呼ばれてもいいように準備はできています」。清宮と村上、同学年ライバルに肩を並べるべく、まずは早期の1軍昇格を目指す。【鈴木正章】