東京6大学野球の東大は4日、元ヤクルトの松岡弘氏(71)を12日付で投手コーチに招聘(しょうへい)すると発表した。

松岡氏は岡山県出身。倉敷商から三菱重工水島に進み、67年ドラフト5位でサンケイアトムズ(現ヤクルト)の指名を受けた。68年の都市対抗出場後、8月に入団。69年から先発として活躍し、85年の現役引退まで191勝を挙げた。

引退後は、ヤクルト、クラブチーム、独立リーグで指導。14年に学生野球資格を回復した。

東大は創部100周年の今年、春季リーグで10戦全敗を喫した。チーム防御率はリーグ最低の8・41を記録。投手力の改善が急務であり、松岡氏の手腕に期待がかかる。