楽天ドラフト7位ルーキーの小郷裕哉外野手(22)が初めてお立ち台に上がった。

4回2死満塁のピンチでヤクルト青木が放った右翼後方への痛烈な打球を好捕。6回は1死から四球を選んで追加点の呼び水となり、7回も1死一塁から左中間へはじき返してチャンスを拡大。再び追加点につなげた。

今季初勝利の久保裕也投手から「1人で来るのが嫌だったので『ダブルゆうや』で」と呼ばれて上がったお立ち台では「辰己と(渡辺)佳明に先を越されていたので、うれしいです」と初々しく笑った。

10万楽天ポイントをゲットし「弟が全国大会で頑張っているので、優勝したら何か買ってあげたい」。全日本大学野球選手権で8強入りした東海大3年の弟賢人へのご褒美プランを披露。福岡への移動日だった5月30日には百貨店で財布を購入して地元岡山で暮らす祖父母へプレゼントするなど家族思いのルーキー。首位を走るチームで居場所を確立しようと奮闘している。