楽天は28日、由規投手(29)寺岡寛治投手(26)と支配下選手契約を結んだと発表した。

由規は右肩の故障に苦しみ、昨季限りでヤクルトを戦力外。生まれ育った仙台に本拠地を置く楽天で育成選手として再出発した。今季イースタン・リーグでは主に救援として7試合12イニングを投げ、1勝1セーブ、失点はなかった。背番号は「63」。

球団を通じて「支配下に上がれるかわからない状況で緊張していましたが、ホッとしたというのが今の率直な気持ちです。けがをしている中、楽天イーグルスには取っていただいたので、1軍で結果を残すことが、一番の恩返しだと思っています。上がったからには1軍の試合に出て結果を残せるよう、一生懸命頑張ります」とコメントした。

寺岡はBCリーグ石川から17年ドラフト7位で入団。18年シーズンを終えてから育成選手として再契約していた。今季はイースタン・リーグ33試合で2勝1敗、防御率0・64の好成績をマークしている。背番号は「68」。

寺岡は球団を通じて「うれしい半面、緊張しています。2桁の背番号をいただいたからには、1軍で勝ってなんぼだと思っています。そこを石井GM、平石監督に期待されていると思いますので、その期待に応えられるよう、一生懸命頑張ります」と意気込みを語った。