1軍再昇格を目指す日本ハム吉田輝星投手が、わずか8球でプロ初の危険球退場処分となった。

イースタン・リーグ西武戦(西武第2)に先発。1回、4球で簡単に2死をとったが、3番山野辺への4球目、144キロ直球がヘルメットのつばをかすめた。

山野辺はすぐに立ち上がり一塁に向かうなどプレーに影響はなかったが、審判団の協議の上、危険球退場が宣告された。吉田輝は「抜けたと言うより引っかけきれなかった感じ。山野辺さんが何ともなかったのでよかった」と話した。立ち上がりからテンポよく「カウントを取りにいったストレートで差し込めていたし、変化球もうまく入った」だけに悔しい降板。昨夏甲子園のヒーローを見ようと集まったファンからも「え~」と落胆の声が上がった。

吉田輝は8日の同カードで、中継ぎとして1回か2回の登板を予定。今後について加藤2軍投手コーチは「練り直しですね」と話した。