広島鈴木誠也外野手、長野久義外野手の初アベック弾が空砲になった。3番鈴木が2-1の3回2死走者なしで、ヤクルト小川の直球を左翼席中段へ49打席ぶりとなる26号ソロ。5番長野は3-1の4回先頭で、小川の直球を左翼席へ運ぶ3号ソロを放った

春季キャンプ初日の2月1日、ランチ特打で競演したのがこの2人だった。刺激し合いながらチームを支えるはずだったが、そろって主軸に入るのは8度目。鈴木は開幕時の4番から、チーム状況により3番に役割が変わった。長野は7月初旬に2軍落ちしたが、ファームで結果を残して、はい上がってきた。

それでも6回に逆転され、7回に追いついたが、9回にフランスアが自滅してサヨナラ負け。2位も厳しくなってきた。緒方監督は「小川投手からいい形で先制して、中押し、攻撃はしっかりできていた。こういうふうにまた明日…」と悔しさをかみ殺した。

▽広島長野(3号ソロを含む2安打3打点も、7回1死満塁では併殺崩れで同点止まり)「あそこで逆転できていれば、こういう展開にはならなかった」