マジック9の巨人は、DeNAソトに3本塁打を許すなど14被安打10失点で敗れた。

中堅、左翼、右翼と3方向にたたき込まれ、今季の対ソトは11本塁打28打点、長打率7割4厘。警戒を高める中で抑え切れず、原監督は「そういう中でも、というところですね」と言い、11本塁打には「バッテリーコーチに言っておいて。少し気持ち悪いくらいに言っておいて」と続けた。

初の本塁打タイトルに向けてソトに1本差に迫っていた坂本勇は、3安打を放つも目の前で4本差に突き放された。打線は11安打4得点で追い上げたが、先発桜井が4回5失点で降板するなど投手陣が粘り切れなかった。7月24日のヤクルト戦以来の2ケタ失点に、指揮官は「やっぱり、ちょっと点を取られ過ぎたね」と言った。直接対決でマジックを減らすことはできず、今季のDeNA戦は10勝11敗と黒星先行になった。

▽巨人坂本勇(3安打で猛打賞)「明日につながるように。明日、勝ち越せるように頑張ります」

▽巨人桜井(ソトに2発を浴びるなど4回5失点。カーブを打たれた2本目は)「タイミングが合ってないのかなと思ったんですが。あそこは完敗です」

▽巨人山下航(5回に代打でプロ初長打となる右翼線二塁打)「ストライクを積極的にいこうと思った。少しはアピールできたかなと思います。1打席1打席、集中していきたいです」

▽巨人相川バッテリーコーチ(DeNAソトの3発に)「大事な時期にこういう結果になって、申し訳ないです」