ハマった。DeNAラミレス監督の采配が、見事に的中した。1点リードの6回無死満塁。指揮官は、代打伊藤裕を告げた。ルーキーの登場に沸くハマスタ。相手ベンチは、先発石川を下げ、右の石山にチェンジした。右対右。再び指揮官が動いた。代打の代打。左の佐野を打席に送った。

ラミレス監督 ピッチャーを代えたら、と準備はしていた。佐野はヤクルトの右ピッチャーに強い。迷いはなかった。

圧を掛け、術中にハマらせた。初球は暴投となり、簡単に1点を追加。佐野も期待に応えるように、右前へ適時打を放った。ラミレス監督は「想定内だった」と結果に驚かなかった。

変更したオーダーも、効果的だった。1軍昇格した桑原を1番に据え、2番には梶谷を選択。「足を生かして」と機動力を狙った。6回には相手の失策で出塁した梶谷が、ソトの適時打で生還。桑原も3安打と存在感を示した。首位巨人が敗れたため4・5ゲーム差。ラミレス監督は「差が縮まることはうれしいが、目の前の試合に勝つことだけを考えたい」と先を見据えた。【栗田尚樹】

▽DeNA上茶谷(5回1失点で7月30日以来の7勝目)「初回から、1人1人抑えることだけを意識していた」

▽DeNAソト(来日2年目で初の100打点)「今は個人の記録よりも、チームの勝利を考えたい」