ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が1回に7戦ぶりとなる35号2ランを放った。

6戦22打数無安打、13三振と絶不調だったが、それでも工藤監督は5番に起用。右翼への豪快な1発で応えてみせた。「感触はよかった。ここ何試合かまったく貢献できていなかった。これから調子を上げていきたい」と笑った。3回には犠飛、7回にも適時打を放ち4打点を稼いだ。

ジュリスベル・グラシアル内野手も7回に28号ソロを放った。「勝つしかない状況で本塁打を打ててうれしい」。キューバコンビのアベック弾は今季6月6日の中日戦以来7度目、昨年の1度も含め8連勝中だ。工藤監督も「デスパイネは1本出ればとは思っていた。いい集中力で戦ってくれている。これを明日(24日)につなげたい」と、13安打8得点の打線をほめた。デスパイネの復調で、勢いを取り戻し残り3試合へ挑む。