全勝の1位九産大が、1敗差で追う2位九共大にサヨナラ勝ちし、優勝に王手をかけた。

引き分け目前の延長12回裏、1死満塁から途中出場の荒木誠也内野手(2年=藤蔭)が、スクイズを決めて勝負をつけた。大久保哲也監督(56)は「スクイズは最初から決めていた。荒木はバントが得意。いいところに転がしてくれた」と一塁側への絶妙なバントに目を細めた。

プロ注目、今秋のドラフト候補、福森耀真投手(4年=北九州)が先発8回まで3失点で粘りの投球。味方が一時逆転して、勝利目前の1点リードの9回を迎えたが、まさかの1発を浴びて同点に追いつかれた。その後、同じく今秋ドラフト候補の浦本千広投手(4年=必由館)を2番手に送り込んだが、右肘の違和感で延長11回途中で緊急降板するなど、苦しい展開も粘り勝ちした。

2点ビハインドの8回に、一時逆転に成功する3点適時三塁打を放った柳内一輝内野手(4年=九州学院)は「秋はどうしても九共大(5連覇中)に負けている。自分が残った4年生として、遠慮せずやってきた」と最高学年としての意地を見せた。

29日は九産大が勝つか引き分ければ、春秋連覇、秋は7年ぶりとなる通算41度目の優勝が決まる。九共大が勝てば、雨天順延で延期となった10月5日の最終日にもつれこむ。