大事な初戦に勝利した巨人原辰徳監督(61)は「簡単にはいきませんね」と切り出した。
4点リードの9回は、守護神デラロサが連続四球で2死満塁とした場面で田口にスイッチした。
「今日はスライダーの精度が全くなかったですね。ボールそのものは走っているとは思ったんですけど。いい薬になるでしょう」
CSファーストステージで競り勝った阪神に先勝。
「初回、2回といい攻撃ができたというところにね、少し流れは止まったような感じはしましたけれどもね。でもやっぱりあともう1点というのがなかなか取れなかったというのが、こういうゲーム展開になったんでしょうね」
1回は丸、岡本に連続ソロが飛び出した。
「見事ですね。初回の2点も、次の3点取ったイニングも大きかったですね」
1番亀井、2番坂本勇を含め、4番までに打点が付いた。
「大きいと思いますね。うちの中心選手ですから。久々のゲームでしたけれどもね、今日は勝利がついたというところが非常に良かったところだと思いますね」
先発山口は8回1失点と好投。
「非常に粘り強く、慎重に投げて、ナイスピッチングだったと思いますね。7回の先頭打者だったんですけれども、もう少し、まだボールは走っているというなかで彼をマウンドに上げました」
アドバンテージを含めて2勝となった。
「あんまりアドバンテージのことは考えていないんですけれども、初戦を取れたということで、この勢いを持って明日に向かうというところだけですね」