20年オリックスのサードは俺のものだ! オリックス中川圭太内野手(23)が4日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、2100万円増の2800万円(推定)でサインした。新人ながら安定した成績を残し「年俸4倍アップ」を勝ち取った。

「打撃面、得点圏打率も評価していただきました。いいことも悪いことも、経験できたシーズン。1年目でたくさんの経験ができてよかった」

今季は111試合に出場して打率2割8分8厘、3本塁打、32打点、9盗塁を記録。得点圏打率は3割6分をマークし、その勝負強さから、4番を任される試合もあった。

今季は外野で50試合、一塁手として41試合、三塁手として33試合、守備につき、いずれも無失策。守りでの安定感もアピールした。

来季は「サードで勝負したい。規定打席を一番(頭)に置いて、1年間戦える体作り、土台作りをしていきたい」とポジションを奪う覚悟だ。

すでに、オフに入り、西村監督ら首脳陣から「三塁で勝負してもらう」と告げられている。中川は「ごまかしのきかないポジション。そこでレギュラーを取りたいと思います」と意気込みを語った。

プロ入り初めてのオフ。まずは来春キャンプまでにしっかりと調整して、20年シーズンはさらなる飛躍を遂げる。【真柴健】