阪神大山悠輔内野手は打撃の引き出しを増やす。秋季キャンプから相手投手との「タイミングの取り方」を追求しており「最近はクイックもあるし2段モーションもある。そういうのに対応できる引き出しがほしい」と意図を語った。開幕が例年より約1週間早い来季に向けて「2月1日には自分のものにできるようにしたい」と意欲的で、1月中に実戦に臨める状態に仕上げる。

ミスタータイガースの掛布雅之氏(64)がラジオ番組で大山について「逆方向ではなく左中間にたたき込め」と語ったことを伝え聞き、「振れる、ということがどんな状況でも一番大事。振れなかったら方向も何もない」と受け止め、「そのためにはタイミングが必要」と語気を強めた。主に4番を務めた今季は初めて全試合に出場したが、まだまだレベルアップを図る。近本と一緒に参加したイベントではファンとの交流を深めた。