今季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手(38)が30日、カンテレ「こやぶるSPORTS 大忘年会SP」に出演し、他球団移籍を目指す上で、金額やポジションの条件を出していないことを明かした。

現状を問われると「他の球団から声がかかるのを待っている状況。当然、声をかけてもらえればそこでやりますし、声がかからなければ辞めるという感じです。全然(交渉での)条件はない。勝負させてもらえるチームがあれば、という感じです」と説明した。

希望のポジションについては「どこじゃないとダメとかも言える立場じゃない」と表現し、金銭面についても「全然。偉そうに言える立場じゃないので」ときっぱり。金額面で高い設定がされているという一部報道については「ウソだと思います」と笑い飛ばした。

収録は12月上旬に行われたが、12月末になった現在も移籍先は決まっていない。年明け以降も現役続行を目指し、米ハワイなどで自主トレを続けていく。「当然体が動かなくなればできないし、辞めるという選択肢になるんですけど、まだ体が元気なので。元気なうちはやりたいなという思いはありますね」と力を込めた。