甲子園歴史館の移転リニューアルに伴う展示計画の概要が発表された。21年に球場南側に新設される建物に球場内にある歴史館の一部を移転し、展示面積は1200平方メートルから1500平方メートルに広がる。この新棟の2階に「阪神タイガースゾーン」、球場2階に「高校野球ゾーン・甲子園の歴史など」の展示エリアを設ける。歴史館と球場は2階レベルで接続される。

名選手をゆかりの展示品や映像などで紹介する「阪神-」のヒーロー列伝では、小林繁氏、矢野燿大監督、赤星憲広氏を追加し全22選手となる。矢野監督は「すごく光栄な気持ちとタイガースで頑張れた証しでもあり、非常にうれしく思う」などとコメントした。会議に参加した揚塩健治球団社長は「現役選手も自らのブースが出来るような功績を残してほしい」と期待した。歴史館は10年3月に開業。工事のため今年9月から営業を全面休止する。