広島ドラフト1位の森下暢仁投手(22=明大)が、広島・大野練習場で今年初めて捕手を座らせてブルペン投球を行った。捕手を立たせてカーブ、カットボールと初めて変化球を交えて26球。さらに「座らせてどっちにも投げられるかなという感覚をちょっと見てみました」と内外角の低めに3球ずつ投げ分けた。わずか6球のデモンストレーションにも視察した沢崎投手コーチは「良かった。ダイナミックで柔らかさもある。本当に楽しみ」と絶賛だった。

22日にエース大瀬良の球を受けた同5位の石原貴規捕手(21=天理大)に受けてもらい、「全然違ったと言っていた。先輩たちに聞いていろいろ教えてもらってシーズンに向かっていけたら」。広島での最終チェック投球を終え、27日にキャンプ地の宮崎・日南へ先乗りする。