虎の4番候補は、おもろい! 阪神新外国人のジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)が29日、兵庫・西宮市の球団事務所でジェフリー・サンズ外野手(32=韓国キウム)とともに入団会見を行った。
「ジョークは大好き」と報道陣に対し、陽気に冗談を連発。とにかく明るい助っ人が、豪快な打撃と「笑い」をファンに披露する。またロベルト・スアレス投手(28=ソフトバンク)も入団会見を行った。
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ポンポンと飛び出した。虎の4番候補が柵越えのアーチを…、ではない。まさかのジョーク連発だ。ボーアが入団会見で報道陣の度肝を抜いた。「甲子園は左打者に不利な風が吹いているが」と浜風についての質問を受けた。「その時は右バッターに転身する!」。思わぬ切り返し。そしてニヤリとした。「冗談だよ! 遠くに飛ばすことが得意だから問題はないと思っている」と豪快に笑い飛ばした。
大阪が笑いの本場と知ってか知らずか、冗談が止まらない。縦じまのユニホームについて聞かれると、「体がスリムに見えるから、それがすごくうれしいよ!」。テレビリポーターだったヘイリー夫人が、日本で仕事を行う可能性を聞かれると「彼女がもしリポーターをしてしまうと、僕がいい男に映ってしまうからダメだよ(笑い)」と珍回答で笑いを誘った。来日後のスーツ採寸では自身に合うサイズがなかったというエピソードも披露。スーツに関する質問が続くと「スーツ、作ってくれるの? お気に入りのオーダーメードスーツの方を紹介するから、作ってくれる?」と報道陣を圧倒した。
28日の来日直後には、自らの長所に「歌声」と返答。「みんなが笑ったり、楽しんでもらえるのが大好き。ジョークは大好きなんだ」と話す。もちろん本業の準備もぬかりない。今年は東京オリンピック(五輪)の影響で開幕が早まるが、春季キャンプでの早期実戦出場にも意欲を見せた。「クリスマス以外は野球のシーズンだと思っている。いつでも準備万全だよ」と早仕上げにも対応する。
大の親日家でもあり、入団決定後はCDを聞きながら実際に書き取り、熱心に日本語を学んできたという。「ニホンゴガ、スコシワカリマス」「オオキニ」「イイオテンキデスネ」とさっそく試した。大好物のおにぎりもお昼に3個食べたという。「ツナとエビマヨだよ!」。日本の文化に適応することが成功につながる。メジャー通算92発の長打力だけではなく、驚異のトーク力でもファンの心をつかむ。【磯綾乃】
○…ボーアが日本行きを決めた裏には、イチロー氏の存在もあった。マーリンズでともにプレーし、17年オフには同氏を訪ねて来日。神戸で合同自主トレを行った。「その時にイチローさんのレジェンド的な姿を見た。それも日本に来たかった理由の1つ」。タイプは異なるが、プロ野球選手としてあるべき姿を学んだ。「試合に向けて裏で準備をしていたり、そういう試合に臨む姿勢はすごく勉強になった。イチローさんは本当の野球人だったよ」と振り返った。



