広島鈴木誠の欠場で急きょ先発出場した同期の高橋大樹外野手が1発含む2長打、2四球と結果を残した。阪神との練習試合前、4番先発予定の鈴木誠が走塁練習中に打球を右ふくらはぎ付近に受け、欠場が決まった。

当初はベンチスタートだった高橋大が「8番左翼」で先発に起用された。4回の2打席目に阪神中田の浮いたカーブを上からたたいて、左翼ポール際に運んだ。さらに岩貞からは6回に粘って四球を選ぶと、7回は2点二塁打。朝山打撃コーチは「最初の1、2打席で代えられる危機感を持っている。打てばもう1打席、もう1打席とチャンスをもらえる」と評価した。

転がり込んできた好機で生き残りをアピールした高橋大は「(多く打席に)立たせてもらったのはありがたい。結果が出るのが大事。ここから上がっていきたい」と試合後も表情を崩さなかった。