プレーボールはファンとともに-。巨人原辰徳監督(61)が9日、延期の決まったシーズン開幕について「我々は従うのが原則」と前置きした上で「無理して無観客というよりも、ファンの人たちと一緒に迎えたい」と希望した。
DeNA今永昇太投手(26)は「僕たちは常に前を向いている」と言った。ウイルスと闘いながら、球界はファンとともに歩を進める。
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81年にプロ入りし、数々のドラマ、感動、歓喜の瞬間をファンと球場で共有した。「僕の個人的な思い」と話した上で、原監督は延期が決まったシーズン開幕についても「ファンの人たちとともに」の思いが言葉の端々に表れた。
原監督 希望を言うなら、無理して無観客というよりも、ファンとともにまさに球春到来という形でスタートは切りたいなと。(プロ野球で)選手、コーチ、監督としてやってきた中で、やっぱりファンの人たちと一緒に迎えたい。
開幕戦でファンがスタンドを埋めるその日を想像し「にぎわうと思うよ。選手も張りきるよ。俺も張り切るよ」と力んだ。開催時期については、NPBの判断に委ね「いつになるかはわからないけど、我々は従うのが原則」と言った。
この日は、チームとともに10日からのソフトバンク戦(ペイペイドーム)に向け、福岡に新幹線で移動した。新大阪駅のホームもいつもより人が少なく、世界中にまん延する新型コロナウイルスの猛威を感じさせた。
周囲への影響、今後を心配しながら、これからのチームへも目を向けた。「どういう形であっても、時間は公平にあるわけだから。いかにうまく使っていくかは、各球団がしっかり考えること」と話した。ファンとともに開幕戦を-。野球人として、その時を心待ちにする。【久保賢吾】



