ソフトバンク松田宣浩内野手(36)が9日、紅白戦(ペイペイドーム)で実戦では10年ぶりとなる「一塁」を守り、新ポジションに意欲を見せた。
三塁手としてのレギュラーの座は揺るぎないが、あらゆる可能性を考慮し、今キャンプから想定していたシフトを初めて実戦で試した。8日のDeNAとのオープン戦でも試す予定だったが雨天中止となったため、この日の紅白戦で実施。ゴロを1つ無難にさばいた。「違和感なくやれましたよ。サードと景色は真逆ですけどね。10年ぶりですね」。2010年6月25日楽天戦以来の「一塁」を楽しんだ。
6年連続全試合出場を目指すベテランにとっては、出場機会を増やすことにもなる。「もちろんサードをするけど、一塁をやれと言われればやりますよ」。工藤監督も「いろんなシミュレーションのひとつ」と説明。本多内野守備走塁コーチも「本人のためになるし、チームのためにも元気な選手が一、三塁にどちらかにいるのは心強い」と話し、今後も一塁スタメン出場の可能性も示唆した。
新型コロナウイルス感染拡大防止として開幕延期が決まったプロ野球界について、チームリーダーとして現状での選手の気持ちも代弁した。
松田宣 いつから開幕するのか。それを早く決めてほしい。我々は決定に従うが、1日1日開幕に向けて調整している。(開幕から)逆算して体も調整しているんで。
松田宣は今春キャンプを「100点満点だった」と言い切ったが、3月20日開幕に合わせてやってきた結果でもあった。新たな挑戦もスタートさせた「熱男」が、ベストな状態でファンの前に姿を見せるために、1日も早く開幕日が決まることを望んでいた。【浦田由紀夫】



