西武松坂大輔投手(39)が、14年ぶりに本拠地メットライフドームで登板した。6回のマウンドに登板。先頭の山田をカウント2-2から132キロのカットボールで空振り三振に打ち取った。続く上田に左前安打を許すも盗塁死。4番村上には追い込んでからきわどいコースにカットボールを投げ込むも、四球の判定。それでも塩見を三ゴロに打ち取り、無失点で乗り切った。

7回のマウンドでは、先頭雄平を四球。エスコバーを一ゴロ、西浦を遊ゴロに打ち取り走者三塁。最後は西田をカウント3-2から、114キロのカーブで空振り三振に打ち取った。

8回も先頭藤井を四球で出塁を許す立ち上がり。それでも宮本を一ゴロ、上田を二ゴロに打ち取った。この試合2度目の対戦となった4番村上には、カウント3-2からフォークで空振り三振を誘った。3回1安打3四球3三振無失点で、封じた。今季実戦3試合目で、初めての無失点登板となった。チームは3-1で勝利を収め、オープン戦3連勝で勝率1位を決めた。

西武のユニホームを身にまとい、メットライフドーム(当時インボイス西武ドーム)での登板は、14年前の06年10月7日プレーオフ第1戦ソフトバンク戦以来となった。中日時代の17年6月17日に、交流戦西武戦で先発予定だったが、登板直前に背中を痛めて回避。かつてのホームへ、ついに帰ってきた。

▽ヤクルト山田哲(松坂と対戦し空振り三振) 変化球が手元で曲がるので、反応しづらい部分があった。捉えたと思っても、ボールが動いていてずれた。

▽ヤクルト村上(松坂と対戦し1四球、1三振) 小さい頃、WBCなどで見ていた選手なので対戦できて光栄だった。次に対戦する時は打てるように頑張る。