日本ハム鶴岡慎也捕手兼バッテリーコーチ(38)が、息子と“自宅トレ”に励んでいる。札幌市内で自主トレ中だが、自宅では5月に12歳を迎える長男をはじめ、子どもたちと過ごす時間を大切にしている。「今は僕より子どもたちがストレスたまっていると思う。出来るだけ、時間の許す限り一緒に遊んでいます。それが僕にとってもストレス解消になる」と、オンライン取材を通じて明かした。

兼任コーチ2年目の開幕を、待ちわびている。チケットの収益の一部で親子にキャッチャーミットを寄贈する、SC活動「鶴の恩返し」は、今季も実施を発表している。「ファンのみなさんも、僕たち選手も不安を抱えながら過ごしていますが、何とかこのプロ野球が開幕することを願っています。また会えることを楽しみにしております」と呼び掛けた。

プロ18年目、今月11日に39歳となる。「プロ野球選手は期限が決められていて、いつ開幕して、いつ終わるかが分かっているから、そこに合わせて体を調整していく。ちょっと、どういうモチベーションでやっていいのか分からない」と、経験豊富なベテランでも戸惑いはある。だが「やっぱりプロ野球選手なので、1年1年勝負しないといけない」。先が見えないからこそ、覚悟は増している。