ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手(34)が、新型コロナウイルスが猛威を振るっている母国オランダを案じながら調整中だ。7日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインで取材対応。「生活の中でも明るいことはある」と前向きで、下半身の違和感から順調に回復してこの日はブルペンで39球を投じて好感触。昨年末に生まれた第1子の子育てにも奮闘していると明るく語った。
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母国オランダのことを思うと、バンデンハークは神妙な表情を見せた。「日本よりオランダの方が(新型コロナウイルスの)被害状況は大きい。家族とは密に連絡を取っています。両親は年齢も高いので、心配しています」。オランダは人口約1700万人に対し4万人以上が感染し、約5200人が死亡。幸い感染拡大の勢いは収まりつつはあるが、遠く離れた日本で不安も少なくないはずだ。
そんな状況下でも「こういう生活の中でも明るいことはある。ポジティブな気持ちを持って過ごしています」と前を向く。今年はオープン戦で結果を残し開幕ローテ入りは確実だったが、3月下旬に下半身の違和感を訴え離脱。一時リハビリ組となったが順調に回復し、この日は復帰後2度目のブルペン入りで39球を投げた。「感覚は良かった。まだ修正しないといけないところもあるけど、マウンドから投げられたことが良かった」と手応えをのぞかせた。
普段より増えた自宅での時間にも喜びを見いだしている。「奥さんと一緒に忙しく、子育てを頑張っています。普段はできない時間に家族と過ごせている」。昨年11月に誕生した第1子となる長男の育児が今の大きな楽しみだ。「おむつを替えるのは子どもが動いたりひっくり返ったり、逃げ出そうとしたりするから大変だけど、それも楽しんでいます」。家族の話題を優しい笑みを浮かべて語った。
心身ともに準備を整えながら、まだ先の見えない開幕を目指している。「球場がファンのみなさんでいっぱいになったところで野球をするのが待ち遠しい。そのときにはまたチャンピオンになれるように。しっかり準備したい」。来日6年目の右腕は力強く誓った。【山本大地】
○…バンデンハークはさらに料理にも奮闘中だ。自身のSNSでも以前キッチンに立つ姿を公開している。「和田さんが料理にチャレンジしていて、サファテがそこに続いた。自分もやらなきゃと思いました」。チキンをオーブンで焼いた料理などを作り、夫人と味わったそうで「そんなに難しい料理ではなかったけど、とてもおいしかった」とうれしそうに胸を張った。
○…13、14年と韓国のサムスンでプレーしたソフトバンクのバンデンハークが、日本より一足早く今月5日に開幕した韓国プロ野球について言及した。「まだ映像は見ていませんが、スコアはチェックしました」。開幕前の練習試合の様子は写真や映像で確認したそうで「李大浩のいるロッテの試合を見ると、選手がマスクをしていましたね」と普段とは違う光景だったと説明した。



