西武山川穂高内野手(28)が、月間「スカパー!サヨナラ賞」の8月度受賞選手に選ばれた。8月27日の日本ハム戦、1点を追う9回1死満塁で左翼線への逆転サヨナラ2点適時打を放った。「打った瞬間(左翼の)杉谷さんの追っかけ方を見ていたので『絶対とんなー!』と思いながら走っていました」と振り返った。

歓喜の輪ができたシーンでは、森友哉捕手が涙を流した場面がクローズアップされた。正捕手としてだけでなく、選手会長としても重圧を受けながら、なかなか結果が出せていない弟分の感情を試合後には代弁。「森個人としても、自分は天才だと思っていたので、ああいう風になるんだな、と。ある意味新しい森を見られて、こいつも人間なんだなみたいな、思う部分も今年多い」。もがき苦しむ姿を一番近くで見守っている。だからこそ「負けたら全部自分の責任くらいに思っちゃっている。あの日は僕がカバーできましたけど、それがやっぱチームだと思いますし。いいんじゃないですか? たまに、ああいうのを見せても」と兄貴分として、グラウンド内外でフォローしていく。