ソフトバンク工藤公康監督(57)が17日、前日16日に急逝した川村隆史3軍コンディショニング担当(55)の訃報から一夜明け、あらためてチーム一丸となってリーグ優勝を目指す思いを明かした。

試合前に報道陣に対応した工藤監督は「我々は前を向いて戦っていくしかないし、川村君もきっとそれを望んでくれてると思う。選手に元気がないと、ばかやってみんなを笑わせてくれたり、芸達者なところもあった。彼の性格を考えても、しっかりした野球をして、明るく野球をやることが、彼に対して報いることになると思う。勝つことでいい報告をしたい」と決意を新たに、力強い口調で話した。

前日の日本ハム戦後に知らされた選手たちにとっては、この日が川村さんの訃報に触れて最初の試合になる。札幌ドームに到着すると、ベンチ裏で黙とうしてから試合前練習のためグラウンドに出た。気持ちを切り替えて、普段通りに練習メニューに取り組んだ。