優勝争いを続けるロッテは終盤戦へ向けて、キーマン復帰のめどが立ってきた。ともに故障で2軍調整中の荻野貴司外野手と福田秀平外野手が18日、関西独立リーグ選抜との練習試合(ロッテ浦和)にスタメン出場。回復を印象づけた。

荻野は3番指名打者で先発し、左越え2ランを放った。7月23日に右大腿(だいたい)二頭筋の筋損傷で出場登録を抹消。回復が長引いていた。まずはDHでの戦線復帰となり「足の状態はよくなっています。早く守備に就いてフル出場できるようにしていきたい。1日でも早く1軍に上がれるように頑張っていきたい」と意気込む。

福田秀はさらに1歩先をいく。2番中堅で2打数2安打1四球1打点の成績。右恥骨筋の筋損傷で抹消されてから3週間。こちらは守備に就き、走塁機会もあった。「思ったよりも時間がかかってしまいましたが、しっかりアピールして1軍に呼んでもらえるように頑張りたいです」。

チームは投打の主力にけが人が続出しながら、2位につけている。井口監督は「2人とも順調に来ている。(福田)秀平の方がちょっと早いかなと思うんですけど、来週あたり合流できたら」。トレーナーのGOサインが出次第、昇格させたい考えを明かした。