9月末に支配下登録された阪神石井将希投手(25)が5日、プロ初となる1軍合流を果たした。

石井は17年育成ドラフト1位で入団。昨年はウエスタン・リーグでチームトップの48試合に登板するなど、直球を武器に着実に結果を残してきた。今季は12戦連続無失点を記録するなど、20試合に登板し5失点(自責4)、防御率1・86と安定感を誇る。持ち味は「打者に対して向かっていく姿勢や投げっぷりが自分の持ち味だと思っている」と強気なスタイルの左腕だ。

「その持ち味を1軍のマウンドでも発揮できるように頑張りたい」と、チームを助ける新戦力として台頭を目指す。

前日4日は、同じく支配下登録された阪神横山雄哉投手(26)が1軍に合流した。4点ビハインドの9回に登板し、若林に2ランを浴びるなど1回2安打2失点。石井が入れ替わる形でこの日合流となった。「矢野監督やスタッフの方々からも、とにかく思い切って頑張れ、と声を掛けていただいたので、打者に対して思い切って投げ込んでいきたいと思います」と決意表明した。