DeNAアレックス・ラミレス監督(46)が24日、横浜スタジアムで記者会見を行い、今季限りで退任することを正式に発表した。会見には三原一晃球団代表も同席した。冒頭のあいさつは以下の通り。

 

三原代表 昨日の夜、セリーグの優勝の可能性がゼロになったことを受けて、ラミレス監督から私の方に、監督の職を今年で終わりにしたいという申し入れがありましたので、オーナー、社長と連絡をとり、会社として正式にそれを受け入れる運びとなりましたので、ご報告申し上げます。

 

ラミレス監督 今年、沖縄で素晴らしいキャンプを送ることができて、優勝に必要なものはすべて整っているといった状況で、最初からすごく良いシーズンを送ることができたと思いますし、選手はよくやってくれたと思います。特に数字を見ると、チーム打率はリーグトップ。12球団でも1位の状況ですし、チームメートが首位打者を争う状況も作れていますし、ホームランの数も1位の巨人とタイ。防御率も4位ですけど、数字自体はすごくいい数字を残せたと思います。

数字の部分では、ほんとにみんなよくやってくれて、いい数字は残せたんですけど、残念ながら昨日の段階で、優勝するという夢はかなえることができなくなりました。すごくみんな頑張ってくれたにも関わらず、こういった結果を招いた責任をしっかりとらなくてはいけないと思い、昨日、三原代表に話をして、辞任することを決めました。

5年間監督をやらせていただき、僕のスタイルというのはね、みなさんご存じの通り、決断する際は、80%はデータ、スタッツを重視して、20%はフィーリング、勘を重視して、常に決断をしてきましたけど、僕自身、そこで後悔ということは一切ないですし、本当に素晴らしいチームを用意してもらって、自分自身、自分の信じるやり方で、今まで決断してきて、後悔は一切ないです。

僕はいつも思っていますが、この横浜という都市は日本でも有数の素晴らしい、1番の都市だと思いますし、そこにいるファンの方々も日本で1番のファンだと思っています。本当に今まで、ご支援、サポートいただきまして、感謝しています。

そしてメディアの方々にもあらためて、心から感謝したいと思っています。今までみなさんに、我慢して頂いたり、理解していただいたことも感謝しています。

最後に南場オーナーにも感謝したいと思います。本当に僕のことを信じてくれて、このような機会を与えてくれて感謝しています。最初に妻と子供がいて、この仕事をはじめたんですけど、今は子供が3人にもなりまして。こういった機会を与えてくれて、家族もしっかり支えてくれて感謝していますし、岡村社長、三原代表にも感謝しております。ほんとにありがとうございました。