巨人、ソフトバンク、オリックスが1位指名を公表していた近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)は1位指名でオリックス、阪神、ソフトバンク、巨人の4球団が競合し、抽選で阪神が交渉権を獲得した。

最速155キロ左腕の早大・早川隆久投手(4年=木更津総合)はヤクルト、楽天、西武、ロッテの4球団の競合の末に、楽天が交渉権を引き当てた。

今年は12球団の代表者が一堂に会していた方式を取りやめ、ホテルの個室を利用したオンライン方式で開催されている。佐藤、早川は指名が重複したため、代表者が別室の抽選会場に集まって実施された。

 

◆佐藤輝明(さとう・てるあき)1999年(平11)3月13日、兵庫県西宮市生まれ。仁川学院では高校通算20本塁打。近大では1年春からレギュラー。2年春から3季連続ベストナインに選出(2年春は外野手、2年秋と3年春は三塁手)。2年秋にMVP。2年時には大学日本代表に選ばれた。柔道選手だった父博信さんは日体大で古賀稔彦らと活躍し、91年講道館杯86キロ級優勝。187センチ、94キロ。右投げ左打ち。

 

◆早川隆久(はやかわ・たかひさ)1998年(平10)7月6日、千葉県生まれ。上堺小1年からソフトボールを始める。横芝中では軟式野球部に所属。木更津総合では1年秋からベンチ入り。2年春と3年春夏に甲子園出場。早大では1年春からリーグ戦に登板し、通算50試合で11勝12敗、防御率2・71。3年時は大学日本代表として日米大学選手権優勝に貢献。180センチ、76キロ。左投げ左打ち。