東京6大学リーグの法大は10日、硬式野球部の新監督にOBで日本生命でも投手として活躍した加藤重雄氏(64)が来年1月に就任すると発表した。同時に助監督にプロ野球のオリックス、楽天で内野手として活躍したOBの大島公一氏(53)が就任すると発表した。任期は2人ともに21年1月から2年となる。

14年から助監督、15年から監督を務め、18年秋と20年春に優勝した青木久典氏、20年2月から助監督を務めてきた銚子利夫氏は、12月末に退任する。

加藤氏は鳥取西高時代、2年夏に甲子園に投手兼外野手で出場。法大では4年次に春5勝、秋4勝を挙げた。日米大学野球選手権で優勝。日本生命では1985年(昭60)に都市対抗初優勝に貢献した。社会人のオール近畿メンバーとして、世界大会に3度出場。NHKで高校野球解説者も務めている。

大島氏は法政二(神奈川)でセンバツに出場。法大では東京6大学リーグで5度優勝。日本生命ではバルセロナ五輪の日本代表として銅メダルを獲得した。92年ドラフト5位で近鉄入り。96年に移籍したオリックスで日本一に貢献した。05年に楽天に移籍、同年限りで引退した。通算成績は1375試合、打率2割6分1厘、24本塁打、334打点。ベストナイン2回、ゴールデングラブ3回受賞。現役時代は165センチ、67キロ。右投げ両打ち。引退後はオリックスで打撃コーチなどを務めた。19年には社会人野球のイートファクトリーで初代監督に就任した。